応募ガイド

募集内容

近年のAI技術革新や、2年後に迫った東京オリンピックなど、作品を考える元となる要素は盛りだくさんとなってきました。そこで今年は募集テーマをなくします。皆さまの自由な発想の下、作品を応募してください。

以下に、最終審査会でのプレゼン資料をまとめた予稿集や過去の募集テーマへのリンクをまとめます。それらを参考にしてください。たくさんのご応募をお待ちしております。

過去の予稿集

過去のテーマ・応募ガイド

  • IT夢コン2017 募集テーマ
    • ITがもたらす安全・安心、快適・便利な社会
    • 運動・健康とIT
    • 人とのつながり・ふれあいを育むIT
    • テーマフリー
  • IT夢コン2016 募集テーマ
    • ITで解決する身近な社会問題
    • ITを活かした未来のサービス
    • ITを使って○○を有名にする
  • IT夢コン2015 募集テーマ
    • ITで解決する社会の問題
    • ITを活かした未来の○○
    • ITで盛り上げる東京オリンピック
  • IT夢コン2014 応募ガイド
    • 分野から考える
    • ニーズから考える
    • シーズから考える

応募フォーム作成のコツ

  • 以下に応募フォーム作成のコツをまとめました。アイデアを考える際の、また、書類を作成する際の参考にしてください。PDFで読みたい方はこちら

IT夢コンテスト 応募フォーム作成のコツ

IT夢コンテストへのご応募ありがとうございます。IT夢コンテストでは、これまでたくさんの応募作品を審査してきました。応募書類の中には、「書き方にもう少し工夫を加えれば評価が上がっただろう」とか、「こういった技術を調べれば、提案に説得力が出ただろう」、「この部分についてもう少し具体的に説明があるとわかりやすくなっただろう」と感じる、“惜しい”提案がたくさんありました。

そこで、応募フォームを作成する上での注意点や、提案内容を考えるときのポイント等をまとめました。ここに書かれた通りに取り組む必要はありませんが、応募フォームを作成するときの参考になれば幸いです。

1.タイトル

タイトルが重要な事は言うまでもないと思います。提案内容を的確に、簡潔に表現しましょう。長さはあまり長くならない方がよいです。

例えば、新聞やテレビのニュース、インターネット上のニュース記事でも、タイトルは大きく表示され、簡潔に表現されています。タイトルを見て、その記事や内容を読むかどうかやその記事に対する興味の度合いが変わってくるのではないでしょうか。インパクトのあるタイトルで魅力的な提案にしましょう。

タイトルを決めるときは、わかりやすさ(伝わりやすさ)、読みやすさ、音の響き、リズム、韻、洒落を効かせる、世間の流行を取り入れることなども考慮するとよいと思います。少しくらいは遊び心があってもよいでしょう。

なお、タイトルを最初に決めてしまうと、それに縛られて自由な発想が制限されてしまうこともありますので、タイトルは提案内容が固まった最後に決めるという方法もあります。

2.特徴

特徴もタイトル同様に重要です。タイトルでは表現しきれなかった内容を書きましょう。特徴は、いろいろな記事における「リード文」と捉えると良いと思います。リード文には、記事本体の概要や要点、アピールしたい事を書き、記事本体を読んでもらえるように興味を持たせ、引き込む働きがあります。

提案内容の独特なところや斬新なところ、一押しの内容等を1~2行にまとめましょう。「どんな提案がかかれているのだろう」と、審査員の期待感が膨らむような内容にしましょう。

こちらも、提案内容が固まってから最後に書いてもよいと思います。

3.動機・目的

提案内容を考えるにあたり、まずはここから始めるのがよいでしょう。以下に示す大まかなステップに沿って検討してみてください。

1.過去のIT夢コンの提示テーマなども参考にして、大枠のテーマを決めましょう。

例えば、以下のように何かテーマを決めましょう。

  • 身近な社会問題を解決する
  • 暮らしをよりよくする
  • 学校環境、勉強環境をよりよくする
  • 今までに無い新しいサービスを考える

2.決めたテーマの中で、提案内容を具体化するための調査をしましょう。

  • 今後、どういった分野、領域が重要となるか、発展していくか。

    医療,教育,農業,気象,スポーツ,運動,交通,流通,金融,経済,暮らし(衣食住),遊び,娯楽,工芸,芸術,防犯,災害等

  • 現状や将来にどのような問題、課題があるか。
  • 困っている人や助けを必要としている人はいないか。
  • 世の中が気付いていない新しいもの、面白いものはないか。

そして、ITと非IT分野で、現在、どのような技術が存在し、今後どのような技術が期待されているかについて調べましょう。

これまでの応募書類を見ると、この調査が十分に行われていないと思われる提案が見受けられますので、時間をかけて十分調査することをお勧めします。

しかし、どこで調査すればよいかわからないことも多いと思います。多くの人は、学術的なサイトから論文等を参考にしようとするかもしれませんが、みなさんにとってはかなり難しい内容だと思います。大学の教員も、自身の専門外の分野の論文はよく分かりません。最初に論文を探すのは避けた方がよいでしょう。

企業や大学が一般向けに公開している情報として、プレスリリースがあります。ここには、新しく開発した技術が書かれていることもありますので、みなさんにも参考になると思います。その他には、インターネット上のニュースサイトがあります。新聞も有力な情報源となります。こういったところから情報を集めてみてはどうでしょうか。

そして、気になる技術を見つけて詳しい内容が必要になったときに、関連する論文を探して見るようにすればよいでしょう。

3.調査した内容から提案内容を固めましょう。

調査して集めた情報から提案内容を考えるとき、過去の出場校の中には、ブレインストーミングやマインドマップを活用したようです。それぞれ、アイデアを出したり、それらを視覚的に関連付けたりまとめたりするので、提案内容を固めていくには有効な手段だと思います。

その上で、以下の点についても検討してみてはどうでしょうか。

  • 技術を組み合わせることで新しいサービスや価値が生まれないか。
  • 本来想定している使い方とは違った使い方はできないか。

1〜3の課程で、議論・検討した内容や出された意見・アイデアから「動機・目的」が書けるようになると思います。なぜこのテーマにしたのか、問題や課題に対してどういう取り組みをしたいのか、何を解決したいのか、どのような人を助けたいのか、幸せにしたいのか、喜ばせたいのか、楽しませたいのか等を考えてみましょう。そのとき、できるだけ具体的に書く方がよいです。

4.サービス・機能

技術的なことや原理は「原理・仕組み」の欄がありますので、そちらに書きましょう。

ここでは、まず、動機・目的での議論や検討を踏まえて、「動機や目的を実現するには?」という視点で、アイデアを練っていきましょう。ただ、調査した段階で、みなさんが考えたアイデアに似ていたり一部が実現されていたりすることが見つかることもあると思いますが、そこからさらに発展させていけないか考えてみましょう。そして、そのサービスや機能が、できるだけ広い領域、多くの人々に提供できるとなお良いでしょう。

文章で説明するのが難しいときは、図(イラストや画像等)を使って説明するとわかりやすくなります。例えば、機能を説明するときは「その機能を使うには、どんな画面で何をするのか」や「その機能を使った結果はどんな風に見えるのか、どんな風に変化するのか」という様子を、図を使って具体的に説明するとよいでしょう。

5.利用シーン

利用シーンを考えるとき、5W1Hに沿って考えてみてはどうでしょうか。

  • When ..... いつ?どのような時に?
  • Where .... どこで?どういった場面で?
  • Who ...... 誰が?誰に?誰と?
  • What ..... 何をする?何ができる?何を使う?
  • Why ...... なぜ?どうして?何のために?
  • How ...... どのように?

ここでも、必要に応じて図を使うと効果的です。提案内容の全体が分かるような、全体として物や人がどのようにつながっているのかを示す図にするとよいでしょう。そして、より広い場面、より多くの人に有効なシーンとなると、さらによい提案になると思います。

6.原理.仕組み

ここは、図を使って説明することを強くお勧めします。文章だけでは、みなさんの考えているアイデアが十分に伝わりません。

「利用シーン」で全体のイメージを示していなければ、最初に示しましょう。そして、その中で今回の提案の核となる技術や原理、仕組みについて示しましょう。装置であれば、その内部の構成や使用する部品やセンサーとそれらのつながり、外部装置とのつながり等を示しましょう。システムやサービスであれば、どのような技術や機能を使用し、それらから提供される情報(データ)がどのようにつながるのかということを示しましょう。ここは、調査で分かった技術も示しながら、みなさんが考えた技術を使った原理や仕組みを示してください。

これらの図の書き方は、学術論文に描かれている図が参考になると思います。そこに書かれている文章は分からなくても、図を見るとなんとなくイメージがつかめるものがあると思います。いくつかの論文を探して、図を参考にしてみてください。

ただし、図のイメージができても、Wordで図を作成するには、慣れとテクニックが必要で、思った通りの図が作れないこともあると思います。そのようなときは、紙に図を描き、それをデジカメやスマートフォンのカメラで撮影し、それをパソコンに取り込んでWordに貼り付けるとよいと思います。この方が、みなさんのアイデアを図に表現しやすいと思います。

7.類似アイデアとの相違

最初の調査を通して、提案内容と類似した技術や製品、サービス等が実現されていることはよくあります。ここでは、「サービス・機能」のところでも書いたとおり、その類似したものに対して、どのように議論や検討をし、どのように考えて発展させていったかなどを書くとよいでしょう。

技術的なことや利用シーンがどのように変わるのかを考察して書きましょう。そして、書くときには類似アイデアとの違いを、例えば次のような文で明確に言い切ってください。

  • ○○には□□にはない、△△が備わっています。
  • ○○を利用すると、□□ではできなかった、△△ができるようになります。

ここで、○○には提案するサービスや機能、装置などの名称が、□□には類似の、既存のサービス等の名称が、△△は優位化の決定的な特徴が入ります。さらにその後で、△△の部分を詳細かつ具体的に説明すると、説得力が増します。

8.社会への影響

「サービス・機能」や「利用シーン」に書いたことを意識して、この提案によって「動機・目的」がどのように達成されるのか。提案するサービスや機能によって人々は幸せになるか、私たちの暮らしはどのようになっていくか、未来社会はどのようになっていくかということについて考えてみてください。

最後に...

冒頭にも書きましたが、ここに書いたことは、これまでの審査を通して、みなさんが応募書類を作成する(提案内容を考える)ときに苦労していること、悩んでいることを想像して、応募書類作成の足掛かりになりそうなことをまとめたものです。従って、審査側の視点で書いているので、みなさんが実際に苦労したり悩んだりしたりしていることとはずれているかもしれませんが、ここに書いたことの一部でも応募書類を作成するときの参考になれば、大変うれしく思います。皆様からのアイデアを読めることを、審査員一同楽しみにしています。多くのアイデアのご応募をお待ちしております。