ジャンプ賞受賞者

北陸学園 北陸高等学校

大澤 美貴さん


ジャンプ賞作品への講評
受賞作品は、コンテストに参加する際に取ったプロセスを、創造性を発揮するという観点から、わかりやすくまとめた作品でした。特に、アイデアに詰まった時に取った方法、アイデアを磨き上げるときに取った方法が貴重な気づきとなっていると思います。社会に出ると、新しいアイデアを出さなければならない状況に遭遇することも多いと思います。この作品で紹介してくれた、応募者が実践した方法は、コンテストに参加する時だけでなく、皆さんが社会に出てからも役に立つ、有効な気づきであると認められることから、本作品をジャンプ賞対象作品とすることとしました。

受賞作品

私は今年高校3年生で、高校生活最後の活動に部活動の先生の勧めもあり『IT夢コンテスト』に応募しました。でも、なかなかテーマをつかめず立ち止まってしまいました。そこで、困っている人の助けになったらいいな、と思い一番近くにいる祖母の事を考え、祖母の生活のことを考えました。

私の祖母は認知症で徘徊することが多く、人の助けが必要です。テーマは、祖母を助けたいと想う気持ちから、『おばあちゃんみまもり隊』と名付けました。テーマが決まれば、まずどのようなことを困っているかリストを作成してどのようなサポートがあると祖母は助かるのかなと考えるところから始めました。こんな便利なことが出来るといいなとか、これが出来れば楽になるなとか本当に夢が実現できることを想像しながら。

また、いつも介護をしている母やケアマネージャーの方にインタビューをして祖母のデイザービスでの過ごし方や、介護する人の困っていることや、今までのトラブルになったことなどをまとめてリストにしました。

最後は、どのようになればみんなが幸せになれるかと創造力を働かせ、今は身近になったスマホを利用し、もっと便利な生活が出来るようにアイデイアをまとめコンテスト応募しました。

最終審査は、35組の全国から集まった同じ世代の人たちに会えて、発表が聞けました。ポスターセッションでは発表者と会話ができて、苦労した話や発表で緊張した話をしたりして、初めて会ったのにすぐに仲良くなれて、心が通じうれしかったです。私は、『IT夢コンテスト』に参加して、未来は私たちが社会を考え、創造からITで役に立つものをこれから現実につくっていくのだなと実感しました。

創造力をうまく発揮するのには、私たちの日常の近くにヒントはたくさんあると思います。ヒントに気が付くのには、まわりの人と話をしたり、身近なことを観察したりして創造力で、出来なかったことを出来るものにしていくものだと思います。『IT夢コンテスト』は、私に一歩自信をつけてくれて、高校生活で最高の思い出に残る夏でした。


賞状および副賞は事務局より郵送させていただきます。

総評
振り返り作文への応募ありがとうございました。ジャンプ賞受賞作品は一件ですが、応募いただいた作品には、創造性を発揮するための様々な工夫が紹介されており、皆さんが貴重な体験をされこと理解することができ、うれしく思っています。このようにコンテストを通して学んだことを振り返ることによって、将来、今回と同じように創造性を発揮しなければならない場面に遭遇した際にも、行き詰ることなく、実用的なアイデアを提案できるようになると考えます。以下に今回応募された作文にあった共通の気づきをご紹介します。来年以降のコンテスト応募の際に、また、これからの人生で、創造力を発揮する機会があった時の参考にしてください。
  • 関心のある事柄について取り組む
  • 視野を広げて考える、そのために、考える対象について多角的に調べる
  • 第三者の意見を取り入れる、また、そのために、アイデアをわかりやすく伝える工夫をする
  • 当事者や関連する人・企業の立場に立って考える、あるいは、直接話を聞く